現代から修仙の世界に転生した李念凡は、5年間システムの言う通りの修行を続けてきたものの、強くなった手応えのないままガイドが終了してしまった。何故なら彼が学んだのは、「国語」「数学」「美術」のような一見仙人とは無関係なものばかりだったから。自分は仙人になる望みがないのだと感じ、いつしかただ平和に暮らすことだけを願いはじめた李念凡。しかし…彼の詩や絵を見ていた飼い犬は、世界の一部を制圧する妖王の代に。彼の琴の音を聞いていた木は、天と地の架け橋を支える世界の木に。そして、彼が出会った人々も、彼の影響により時代を導くことに…。